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• 【ブログ】2023年3月3日に放送にされたEテレ「ねほりんぱほりん」の『友情結婚した人』放送回について

  2023年7月13日
  

  少し前の話になりますが、Eテレの「ねほりんぱほりん」にて友情結婚をテーマとした回が放送されました。放送後、ネットにはこの放送を見た人たちの多くの感想が飛び交っていました。
  
  友情結婚と一言で言っても、求めている人たちの目的やカタチは様々であり、この放送回に出演された当事者の方のお話は、多くの賛否両論を生みました。あの放送を見て、「友情結婚」に耳馴染みのない人たちの中には、違和感があった方も多いようです。そもそも年々「結婚することが当たり前」と言った風潮が、少しずつ薄れ始めてきているこの現代で、世間体を気にしてまで結婚をしなくていいのでは？と思った人も多いようです。

  

  この番組に出演されたハルさんは、「両親を安心させたい。と考えると結婚したいと思ったし、自分の子どもを育てたい。というのもあったので、そのためには結婚をして、パートナーがいた方が子どもを育てやすいかなと思いました。」という理由から友情結婚を決めたとのことでした。
  
  当アプリの会員様でも、特に男性の会員様の中で、ハルさんと同じ理由で友情結婚を望む方が多くいらっしゃいます。現在60歳以上の世代は、男は結婚して一人前と考える方、そう言われて育ってきた世代であり、自分の子どもたち（現在20~30歳代）にも同じ思いを思っている人が多いのかもしれません。
  
  一般的に結婚をするとなると、避けては通れないと言い切って良いのかわかりませんが、性行為の問題が出てくるかと思います。恋愛感情と性的感情は切り離せないものであり、子どもを授かる為にも必要な行為であります。
  
  異性へ性的感情を抱くことのないセクシャリティは、性的行為ができないという理由から、一般的な結婚や我が子を授かることも難しいとされています。

  

  そう言った理由で恋愛結婚が難しい方たちが選択する結婚のカタチに友情結婚があります。友情結婚は、恋愛感情が結婚の条件から省かれるため、お互いが結婚に求める条件や価値観が一致する相手を選ぶ事となります。
  
  その条件は人によって様々で、相手の経済力や家庭環境などで選ぶ方もいれば、外見や性格の相性で選ぶ方もいらっしゃいます。中には生活を共にする上での役割分担など、事細かに条件を決め、結婚を成立させる方もいらっしゃいます。
  
  友情結婚は、恋愛感情がない分、相手の欠点を気持ちでカバーする事が難しいため、恋愛結婚以上に価値観や相性の重要性が高くなり、細かな条件やルール決めが必要となってきます。人によっては、なかなかハードルが高い結婚だと思うかもしれません。
  
  この番組に出演されたハルさんの発言は、正直だなとも捉えられますが、やや自己中心的で相手への配慮がないと感じた方も多いようです。
  「恋愛感情はないが、容姿が綺麗な女性と友情結婚したい。」「外で同性のパートナーを作りたい。」「経済力が自分の方がある分、生活費の半分以上は出すが、家事はできるだけ相手にして欲しい。」などなど、人によっては理想や条件が高すぎるのでないか？と感じたかもしれません。

  

  友情結婚と一言で言っても、求める条件や目的は個人によって異なります。恋愛感情はなくとも、生涯のパートナーとして人生を共にしたい相手と友情結婚をしたいのか、世間体や我が子を欲しいと言う理由で、友情結婚をしたいのか。人によって意見は様々であります。最終的には、お互い合意の下であれば、他者がとやかく言う必要はありませんが、個人的にはそれでも相手への配慮は必要なのかなと思います。
  
  前回のブログでも書かせて頂きましたが、やはりGive and Takeがあることで、良好な関係性が築けるのではないかと思います。これは結婚に限らず、友情関係、仕事関係であってもこの2つのバランスが均等であることで、良い関係性が成り立つのではないかと思います。
  もちろん自分の理想や条件が一致すれば、1番良いと思うのですが、恋愛感情はなくても、お互い感情のある人間同士です。相手へ譲歩する事や、相手を思いやる気持ちは必要ではないかと思います。
  
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